発達障害児のしかり方。
昨今言われる、発達障害、グレーゾーンの子供たちには、叱っても叱っても聞いてくれないことが多いですよね。
聞いてくれないから、こちらもイライラが募り、少しのことでも叩いたり、怒鳴ったり。
子供を怒りすぎてしまって自己嫌悪に陥る。。。
だけど、子供にはちゃんとした生活習慣を身につけさせたいから叱らなくてはいけない。
でも、1分前に叱ったことをまた繰り返す!!
そんなあなたに、発達障害、グレーゾーンの子供たちに効果的なしかり方をご説明します。
以下の記事は5分ほどで読めます。
この記事を書いている私は、オンライン完結型の教育アドバイザーをしています。私自身、子育てをして経験したこと、悩んできたことをシェアしたいと思い、記事を書いています。
目次
- 叱ると怒るの違い
- 発達障害児にはいつ叱ったらいいの
- 叱りすぎ(怒りすぎ)にならないためのコツ
- まとめ
1.叱ると怒るの違い
叱ると、怒るは違います。
叱るとは、子供のことを考えて、いけないことを叱る。
怒るとは、親の感情に任せて怒る。となります。
元々は、子供が言うことを聞かないから叱っていても、2歳、3歳、4、5歳になってくるとなかなか子供は聞きません。
ましてや、発達障害があったり、グレーゾーンといわれる子供は尚更ききません。
こちらもついつい感情に任せて怒鳴り散らしたり、大きな声ではいけませんが、たたいたり、したこともあります。
うちの場合、叱っていると、まさかのまさか、目で見えて手で耳をふさぐようになりました。
そうすると、親も感情を高ぶらてしまって、いつの間にか、叱るが怒るになってしまっているんですよね。
子育てをしている間、どうしても叱ると怒るの境界線はとても曖昧です。
なるべく怒るではなく、叱るを実践したいものです。
2.発達障害児にはいつ叱ったらいいの
発達障害児、グレーゾーンといわれる子供たちに叱るとき、それは、ほかの、いわゆる、普通の子といわれる子と同じですが、以下の3つに分けられると思います。
- 命の危険があるとき
- 他人に危害を加えるとき
- 社会生活を送る上での最低限の社会のルールを守らないとき。
あれもできない、これもできないと毎日叱っていると、子供は慣れてしまい、「またかー」と耳をふさぎ、心をふさぐようになります。
子供の悪いところばかりに目がいけば子供は悪く育ちます。
上記以外で叱っている場合、叱りすぎになりそうですね。
以下では叱りすぎ(怒るりすぎ)にならないためのコツをご紹介します。
3.叱りすぎ(怒りすぎ)にならないためのコツ
叱りすぎ、怒りすぎにならないためのコツは、カウンセリングや、他サイトなどで、「一歩引いてみる、冷静になるとといいですよ。一旦お母さんがトイレに逃げ込んではどうですか。深呼吸しましょうよ。」などと言われます。
正直、子育てをしているうえで、子供と真正面から対峙しているときに冷静になんてなれません。
そんな時に、叱りすぎ(怒りすぎ)にならないためのほかの具体的な方法をご紹介します。
- ルールを可視化
- 私が子供に対して何について怒っているかの可視化
- 自分のことをする
3-1.ルールを可視化
1番いいのは、子供に守ってほしい約束を作っておいたらいいですね。
口で言っても、子供は忘れます。
頭のいい子ほど、集中力の高い子ほど、気持ちがはやり、次の動作を考えているうちに忘れます。
文字の書ける子は、自分でルールを可視化してもらうことはお勧めです。
まだ、文字のわからな子には絵などで示してあげるとわかりやすいかと思います。
3-1-1.マグネットしてほしいリストを作る
最近、よく言われだしていますね。
朝の準備でしてほしいことをマグネットにしてできたら裏返す方法です。
できたらほめる。
3-1-2.付箋でしてほしいリストを作る
付箋でしてほしいリストを作り、「できてない」「できた」ページに分けてできたら「できた」ページに貼る。
できたらほめる。
3-1.3.10箇条を作る
守ってほしい10箇条を作る。できたらほめる。
3-1.4.できたねシールを貼る
守ってほしいこと、言ったらすぐに動けるようになったら、できたね。とほめてシールを貼る。
3-1.5.人形が話しかける
幼児さんで、人形が好きな子どもの場合に、有効です。
3-1.6手帳にすることリストを作る
できたらほめてあげてペンなどでリストを消す。
一番は、子供にシールを貼ってもらったり、マグネットをひっくり返したり、チェックをつけてもらうことが理想ですが、
うちの子の場合、それも嫌がりました。
私がしばらくつけていました。
ここで、ポイントとなるのは、「してはいけない」「ダメ」なマイナスな言葉ではなく、
「してほしいリスト」など、肯定的な言葉を使うことです。
子供には、「ダメ」という場面が多いんです。
だけれど、「ダメ」をしなかったからより、「できること」を増やしていった方がいいです。
そして、できたらほめてあげることです。
3-2.私が子供に対して何について怒っているのか可視化
子どもの行動観察をノートに記述することが一番のお勧めです。
簡単に何時何分に、子供が何をした、言った、自分がどう対処した。
これを時系列に並べ、あとで振り返ることで、今は自分に余裕があるから、なんとか叱らずに済んだなと分析することができます。
自分の感情の変化を簡単に見ることもできますし、実は育児記録にもなります。
赤ちゃんの頃は、携帯でつけていたけど、もう、幼稚園や保育園に入園したし、ましてや小学生になる子に、、、
まして、面倒くさい!なんて思わずに、ぜひ、書いてみてください。
3-3.自分のことをする
子供に対峙しているのをすっとやめ、溜まっていた洗濯物を干したり、掃除をしたり、炊事をしたり、滞っていた家事をするのはお勧めです。
4.まとめ
このように、発達障害児であろうと、グレーゾーンであろうと、なかろうと、子供を叱るときというのは限定的です。
叱りすぎ(怒りすぎ)というのは、子供の脳に影響を与えるという研究結果も出ています。
分かってはいるのですが、なかなか叱りすぎ(怒りすぎ)をやめることができませんよね。
親が思っているルールを可視化してあげれば、子供も何で怒られるか、自分が何をしたかわかりやすくなります。
このように、うちの子の場合、いろいろとネットで書いてあることを実践しました。
今日は聞いてくれたのに、次の日には聞いてくれないなんてざらです。いろいろな方法を考えました。
複合的にいろいろ試して、やっということを聞けるようになりました。
今現在、6歳になり、怒ることも増えましたが、
もう少し、優しく優しく、よしよし、と育ててきたらよかったなと、後悔しています。
後悔しないためにも、ぜひ、今日から実践してみませんか。
あなたが変われば、子供も必ず変わります。
子育ては、育児本の通りにはいきません。子供の数だけ育て方があります。近くに子育てで相談できる人がいない、子供の教育で相談できる人がいない、リアルではしにくいという方は、ぜひ、ご相談ください。あなたは一人ではありません。
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