子供の自己肯定感の高め方

昨今、子供の自己肯定感を高める必要があるとよくみかけますが、ほかのサイトに書いてあるようにそうそううまくいきません。

では、実際にはどのようにしたらよいのでしょうか。

ここでは、どのようにして子供の自己肯定感を高めたらよいかの解説をしていきます。

 

 

 

この記事を書いている私は、オンライン完結型教育アドバイザーをしています。

私自身も子育てを経験し、いろいろなサイトを閲覧したり、本を読んだりして、子供の自己肯定感を高めるのはどのようにしたらよいのか悩んできました。

私が調べてきたこと、経験したことなどをご紹介します。

 

目次

  1. そもそも、自己肯定感とは何か
  2. 子供の自己肯定感が育たなかったらどうなるのか
  3. どうやったら子供の自己肯定感は育つのか
  4. まとめ

 

1.そもそも自己肯定感とは何か

自己肯定感とは、自分がこの地球上に存在していていいんだ、自分は自分のままでいいんだと感じる気持ちです。

それによって自分に対しての自信と安心から人に対しても優しくできる能力です。

自分で自分の人生を切り開いていくことができ、人生をどんどん好転させていくことができる能力です。

 

幼児においては、成長に伴って、いろいろなことに興味を持ち、チャレンジする気持ち、他人に優しくする気持ちが育ちます。

他人に優しくできるので、幼稚園や、保育園、小学校に入った場合に、友達ともうまくやっていくことができるようになります。

チャレンジする気持ちも育つので、地頭もよくなります。

また、最近の脳科学の研究で、自己肯定感が高いと、自分の感情や欲求を自制できる力も高くなり、やり抜く力、困難を乗り越える力が強くなるともいわれています。

AIが台頭していく将来、子供が自分で自分の未来をつかみ取っていくためにも、自己肯定感はとても大切な能力となります。

 

2.子供の自己肯定感が育たなかったらどうなるのか

子供の自己肯定感が育たなかったら、まず、人にやさしくすることができません。

そればかりか、何か困難にぶつかってもすぐに諦める子になってしまいます。

自分で自分がすることは無理だと決めつけているので、何も達成することができなくなります。

自分がここにいていい存在だと考えられなかった場合、ひどい場合は引きこもりになったり、果ては自殺してしまうことも考えられます。

まれに、自己肯定感が育たなくても、親を見返してやろう!という気持ちで頑張る子もいますが、親に対して怒りを覚え、地位や名誉のみを追い求める自己中心的な人物になることが多いようです。

自分の子どもには、自己肯定感の高い子になってもらいたいものですよね。

 

3.どうやったら子供の自己肯定感は育つのか

子供の自己肯定感の育て方は、褒めて育てるということがよく言われています。

褒めて育てるということと、叱らない育児は違います。

正直、赤ちゃんの時は一つひとつできることが増えてくるので、小さなことも褒めてきましたが、年齢が上がるにつれて、してはいけないこと、しなくてはいけないことが増えるので、気づいたら褒めてあげることって減ってきてしまうんです。

それでも子供を褒めることが一番の自己肯定感の育て方高め方です。

子供が成長するにつれて、褒めてあげることが少なくなってきたと感じてきた方は、まずは子供のいいところを1日5個でもいいので見つけてみてください。どんなに些細なことでも構いません。

ノートに書いていくのはお勧めです。

それができたらマイナスな言葉を見方を変えてみてあげる。もういうことはありませんね。

 

成長とともに、子供のできることも変わり、

では、どうやったら子供の自己肯定感を育てることができるのか。。。

脳科学的に見ると0歳、3歳、7歳がキーとなります。以下に年齢に沿った具体的な方法を解説していきます。

年齢は目安です。お子さんの個性によって、若干のずれが生じることもあります。

 

3-1.0歳からの自己肯定感の育て方

愛情たっぷりに育てます。

赤ちゃんの頃はできないことも多く、なんでも親を頼ってきます。

その際に、本人の要求した時にこたえてあげることでOKです。

 

3-2.3歳からの自己肯定感の育て方

日常的にできたことを褒めてあげる、生活習慣でできたことを褒めてあげます。

日ごろからできたことを褒めることはもちろんのことですが、

「あなたは優しい子ね」「あなたはがんばりやさんね」「あなたは○○ができるね」「あなたはなんにでもなれるね」と声をかけてあげていくことで、子供自身の自己イメージが良いものとなり、自己肯定感が育ちます。

子供がなりたい夢を語りだしたとき、「頑張ればあなたならきっとなれるよ」と応援してあげてください。

 

3-3.7歳からの自己肯定感の育て方

今までほめて育ててきたことで、脳が慣れてしまっています。

ここぞ!という時にほめてあげることで親の褒めている言葉が伝わりやすくなります。

ですが、今までほめてこなかったわ。という方は、ここでほめてあげるようにしてください。

前頭前野が発達してくるので、自分で目標をもってそれに向けて計画を立てられるようになります。

お勧めの方法は、「○○になりたい」「○○がしたい」といった夢からそれによって、どんなことがやりたいのか、そのためには何をしたらいいかを一緒に考えてあげることです。

さらに1日のうちでやりたいことを手帳などに書き出して、それを一つ一つこなしていった!という達成感をもてるようにしてあげることです。

 

4.まとめ

赤ちゃんの時には、ひとつ一つができるようになり、そのたびにほめてきませんでしたか?

実は、自己肯定感とは、乱暴に言えば、人間が生きたいという気持ちにつながります。

ぶっちゃけ、親が子供の自己肯定感を育てよう、高めようと躍起にならなくても、子供の自己肯定感は育ちます。

そして、今、こんなにも自己肯定感を高めよう、高め方などのサイトが乱立しています。

子供が大きくなって、自分の夢を叶えたいという時に、自分で自分の自己肯定感を大きくすることもできます。

ですが、周りの大人が外からサポートしてあげることで、子供の自己肯定感は育ちやすくなります。

 

一番は、今子育てをしているあなたが自身が自分を肯定してあげてください。

 

子育ては、育児本の通りにはいきません。子供の数だけ育て方があります。近くに子育てで相談できる人がいない、子供の教育で相談できる人がいない、リアルでは相談しにくいという方は、ぜひ、ご相談ください。あなたは一人ではありません。

 

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