子供のためにしなくてもいいこととは
自分たちよりもか弱い存在で生まれてきた我が子。そんな子供には将来困らないようにできることは何でもしてあげたくなるのが親ごころです。
ですが、あれもこれもしていたら、子供の負担になります。何より親の負担にもなります。
子育ては我が子と本気で向き合っていたらおよそ9割は終わっていると言われています。
そのため、こちらのページでは、子育てで行き詰まったときに最低限覚えておいて欲しいことをまとめてみました。
目次
- 子供との接し方
- “叱らない育児”に囚われない
1.子供との接し方
子育てで大事なことはなんだと思いますか?感情を入れずに話すこと?厳しく躾けること?優しく優しくすること?怒らないこと?そんなに肩を張らなくても大丈夫です。
子育てで大事なことは、子供の本気に親も本気でぶつかることです。
つまり、子供に対して接するときにいつも100%の素晴らしい親でなくていいのです。
2.“叱らない育児”に囚われない
巷の育児書には叱らずに育てよ、叱る時は怒る時と違って感情的にならないように。と、よく書いてあります。
子供のために怒らないなんて、3歳や4歳のやんちゃ盛りには無理です。
命に関わること以外は怒らないようにと、いろんな子育て本に書いてありますが、何度言っても言っても聞かない子に、怒らずにいられますか?
母親は特に子供をちゃんとした子に育てようという思いが強いから、怒らずには居られない方が多いと思います。
そんな時、知らずと完璧主義なお母さんは、自分は怒ってしまってダメな親だと思いつめてしまいます。
ですが、待ってください。
あなたも子供の頃、親に怒られて育ちましたよね?つまり、怒ること自体は悪くないのです。怒ることというのは、親があなたと本気で向き合ってきた証拠です。
子供は特に自分に向けられた関心でしか、親の愛情を推し量ることしかできません。
この自分に向けられる関心は、自分は生きていていいんだ、お父さんやお母さんは自分のことを考えて言ってくれているんだ、自分の味方なんだと、自分はできる子なんだという、気持ちを育てます。これを、言い換えると、自己肯定感の強い子と言います。
自己肯定感の強い子は、自分に自信があり、自分のことを大事にできますから、粘り強く頑張る力を育みます。
子育ては生活です。親も子供もどちらも人間です。可愛い我が子だからこそ、時として怒って親の本気を表現してもいいのではないでしょうか?