幼児のしかり方
叱らない育児がはやる中、「今日も子供を強く叱ってしまった」「どんなに激しく叱っても聞いてくれない」「こんなに叱って大丈夫かしら」と悩んでいる方に以下の記事をご説明します。
こちらの記事を書いている私は、オンライン完結型の教育アドバイザーをしています。私自身、子育てをしていくうえで、子供を叱ること、怒ることばかりでした。ネットでは、叱らない育児などの記事を見つける中、どんなに自分ができない母親かと落ち込んだこともあります。私が経験したこと、調べたことなどをご説明していきます。
こちらの記事は5分ほどで読めます。
目次
- 叱ると怒るの違い
- 子供はいつから叱っていいの?
- どのように叱ったらいいの?
- どのくらい叱ったらいいの?
- まとめ
1.叱ると怒るの違い
叱るは、子供のために、怒るは大人の理由と区別されます。
子育てをしていくうえで、なかなか叱っても子供はいうことを聞いてくれない、なんて経験はありませんか?
そうすると、こちらも声を荒げたり、ひどいときには叩いたり。
うちの子もなかなか聞きませんでした。
ネットでも本を読んでも、叱ると怒るの違いがあります。
ここで注意してほしいのは、叱らない≠怒らない、怒鳴らないではありません。
赤ちゃんの頃はちゃんということを聞いていても、2歳、3歳になり、5、6歳になり、知恵もついてきて子どもが言うことを聞かない場合、それでも親はいうことを聞かせる必要があります。
親も人間。どうしてもどうしても聞いてくれないときは、声を荒げてしまうこともあります。
怒鳴ってでもいうことを言うことを聞かせる必要がありますが、それが大人の都合でない場合は叱るという行為になります。
2.子供はいつから叱っていいの?
0歳の赤ちゃんは叱ってはいけません。すべての要求にこたえてあげなくてはいけません。
自分で動くことができるようになった1歳くらい、2歳くらいも、命にかかわること、緊急性を要するとき以外は優しく諭すようにしてあげられたら、理想的です。
何でもいやいやしだす、2歳3歳くらい。いやいやが長いので、親も「いやー」といっぱいいっぱいになることがあります。
言うことを聞いてくれなくてついつい、声を荒げてしまうことも出てきます。
でも、あなたが子供を叱ったのは子供が言うことを聞かなかった時ですよね。
つまり、子供を叱ることが出てくるのは、おそらく2、3歳くらいになってからです。
3.どのように叱ったらいい?
命にかかわる緊急的なものは、親も焦っているので、激しく起こることもあるかと思います。
親も人間、子供に八つ当たりをすることもあるかと思います。
聞いてくれないから怒鳴りつけることもあるでしょう。
子供の手が折れるまでたたく、子供の内臓が破裂するまでたたく、子供が脳震盪を起こすまでたたく。
さすがにそこまでいくと虐待になります。してはいけないことです。
でも、時にはたたくこともあるかと思います。
子供が悪いことをしたとき、言うことを聞かないとき、他人に危害を与えているときは叱る必要があります。
聞いてくれるうちは優しく諭すことができるけれど、なかなか聞いてくれないのが現状です。
自分のエゴを満たすだけ、気に入らないから殴る、たたく、
毎日毎日何もしていない子供に対して嫌味、攻撃的な言葉を言うのは虐待です。虐待は絶対にダメです。
だけど、子供が悪いことをしたとき、危ないときはたたくまでしても仕方がないのではないでしょうか。
人と比較して叱るよりは、本人のいいところ、いい時と比較したほうがいいですね。
4.どのくらい叱ったらいいの?
叱りつけていると、子供も叱られるのに慣れてしまいます。
そして、しかり方もエスカレートしていきます。
ですが、あなたは決して子供に対して自分のエゴを満たすだけ、気に入らないから殴るなどの行為はしていないはずです。
毎日毎日、子供を叱ってばかりと気に病むのは、あなたが優しい人だからです。
子供が悪いことをしたとき、言うことを聞かないとき、そして、たまには八つ当たりで叱ることは仕方ありません。
最近の研究では、叱りすぎは子供の脳が委縮してしまうという研究結果が出ています。
ですが、子供は自分のわがままだけを通したい、楽な方に生きたいという生き物です。
子供の命の危険があるとき、社会生活にそぐわないときは叱ってでもいうことを聞かせないと仕方のないこともあります。
私の弟は、高校の時に毎日毎日遅刻し、母に毎日怒られていましたが、今は社会人として、朝6時の仕事にも毎日送れずに行っています。
もし、今8割怒ってばかり、2割しかほめることがない。うち子は、1割もいいところがない。でも、大丈夫です。
子供はその1割、2割の性格で、ちゃんとした大人になります。
5.まとめ
子供を叱るとき、正直心が痛いですよね。
子供を始めてたたいた時、自分はなんてできていない母親なんだと自分を責め立てました。
こちらの記事をご覧いただいた方は、みなさん優しい方だと思います。
子供を育てるうえで、どうしても聞き分けがないとき、親がいっぱいいっぱいのとき、ついたたいてしまう。
最近の研究では、叱りすぎは子供の脳が委縮してしまうという研究結果が出ています。
大きな声では言えませんが、仕方のないことです。
一番は、子供のいいところ1割でも2割でもいいです。
そこが伸びると信じて子育てしていくことではないでしょうか。
子育ては、育児本の通りにはいきません。子供の数だけ育て方があります。近くに子育てで相談できる人がいない、子供の教育で相談できる人がいない、リアルではしにくいという方は、ぜひ、ご相談ください。あなたは一人ではありません。
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こちらの記事は以下の参考文献を参照にして記述しています。