幼児教育においてコミュニケーションが必要なわけ

 

 

子供を育てるうえで、手っ取り早く子供を賢く育てたい、なんで子供が言うことを聞かないの?

周りの人は子供に早期に教育しているのに、なんでウチの子だけできないんだろう?

子供には勉強だけさせておけばいいとお思いの方もいらっしゃると思います。

生まれてすぐには小さくてかわいかった我が子。ですが成長するにつれて言葉は増えていくと生意気になってくるし、

いやいや期でいうことは聞かないし、だんだん憎たらしくなってきますよね。

そんなときに、幼児に勉強を教えることはとても至難の業です。どうやったらすんなりできてくれるんだろう。

 

そんなお悩みのある方に幼児教育とコミュニケーションの関係をお話しします。

この記事は5分ほどで読めます。

できない子ができる子に変わります。子供がかわいくてかわいくて仕方がないようになります。

目次

  1. コミュニケーション能力とは
  2. 幼児教育においてコミュニケーションが必要なわけ
  3. 子供と必要なコミュニケーションが取れないとどうなるか
  4. 具体的にどうするか

 

この記事を書いている私は、オンライン完結型教育アドバイザーをしています。

私自身も子育てを経験し、2~3歳のいやいや期は軽かったのですが、その後は子供を勉強嫌いにさせてしまい、悩んできました。私が調べてきたこと、経験したことなどをご紹介します。

1.コミュニケーション能力とは

 

コミュニケーション能力とは、相手と意思伝達をして理解しあうために、言葉や文字や態度によって、自分の考えや感情を伝えたり、相手の意思を受け取ったりあう能力のことをいいます。

独りよがりになるのはもってのほかで、お互いの心や気持ちを考えて意思疎通の行動を図ることが必要です。

幼児期におけるコミュニケーションは、母親からの愛情から育つことが多いといわれています。

しかし、お父さんがお母さんの代わりに母親としての愛情を注ぐことでも可能です。

幼児期におけるコミュニケーションとは、親や、ほかにかかわる大人がたっぷり子供に甘えさせてあげることが重要となってきます。(甘えると甘やかすは違います)

 

2.幼児教育においてコミュニケーションが必要なわけ

 

幼児において幼稚園や保育園に入園すると親以外のコミュニケーションの枠が広がります。

そして、社会とのコミュニケーションがとれるようになります。

親子でのコミュニケーションがしっかり取れていると、自己肯定感が育ちます。社会性も身に付きます。

魅力的な人間になります。そして、その自己肯定感をもとにして、これからの人生の荒波を乗り越えていくだけの力が付きます。

子供の学力も向上します。

いいことづくめです

 

2-1.信頼関係が育つ

 

親と子供の信頼関係は何よりも大事なことです。

赤ちゃんの時におしめを変えてあげたり、幼児さんになって食事を用意してあげることで培われれます。

うれしい感情もネガティブな感情も受け止めることで信頼関係が生まれます。

信頼関係があることによって、ありのままの自分を受け止めてくれるという安心感が生まれ、自己肯定感が育ち、親の言うこと、人の言うことを聞ける子になります。

 

2-2.自己肯定感が育つ

 

自己肯定感が育つと、自分はここにいていい存在だと認識できるようになります。

新しい環境に対して明るくものを見ることができ、自分のやりたいことを実現することができます。

万が一、学校や社会でうまくいかなくても、ほかのやり方を探そう、何とかしようなどの解決方法を探すことができるようになります。

 

2-3.他人に対して優しくなれる

 

親への信頼感があり、自分を大切に思う気持ちがあって初めて他人に対して優しくできます。

親にありのままを受け止めてもらったので、それを基盤としてその他の人とも信頼関係を結ぶことができます。

 

2-4.社会性が育つ

 

人と関わることに恐れを抱かないので、自分から話しかけ、他人を引き付け、多くの人から信頼されることができます。

人の話を上手に聞き、膨らませてあげられます。そのため、その場の人たちが楽しめるような話題を提供して場を盛り上げることができます。

その結果、また多くの人を引き付け、多くの人から信頼される、良い循環が生まれます。

 

2-5.学力向上する

 

自分はできる、存在していい、そういう思いがあり、人ともかかわることができると結果として学力、地頭がよくなります。

その結果、一人でできる子になるのです。

 

3.子供と必要なコミュニケーションが取れないとどうなるか

 

では、もしもここで幼児期に子供と必要なコミュニケーションをとれないとどうなるか。。。

まず、親の愛情が子供に伝わりません。いうことを聞きません。

そののち、相手の振る舞いに敏感になったり、自分の思いがないがしろにされたり、相手の顔色を窺うようになってしまったり、不登校になったり、ニートになったり、引きこもりになったり、鬱になったり、ひどいときには犯罪者になってしまうこともあります。

  1. 幼い時から、何かを話しかけてきたりしたら、「後で」と言って母親の要件を中心にする。
  2. 欲しいと言ったらなんでもすぐに買い与える。我慢なんかさせなくていい。
  3. 子供や間違いや、失敗をしたら叱り飛ばす。心が傷ついてもお小言をしっかり与える。
  4. 今日、子供がどこで何をして遊ぼうか気にしない。遊び仲間なんて全く知らない。
  5. 兄弟やよその子と比較して「○○を見習え」という。
  6. 食卓は一緒に摂ろうとしないで、それぞれの都合に合わせて食べればいい。
  7. 子供が努力したことをほめない。当たり前と思う。
  8. 夫婦の目指すところはバラバラでいい。
  9. お金こそ人生のすべてであると教え、お稽古事などがだらしなくなって来たら、いつでもお金のことを言う。
  10. 子供の前で、学校、役所、警察などの公的機関の悪口を言い、敵意を植え付ける。

これは、およそ50年前にアメリカのデンバー少年院裁判所が発表した「子供を悪くする方法」という文章です。

 

大げさな話ではないのです。かわいい我が子の将来の可能性をつぶしてしまうことになりかねません。

ですが、今からでも方向転換は可能です。

 

4.具体的にどうするか

 

色々なサイトでは年齢によって接し方が違うとありますが、本質はズバリ、プラスの言葉がけと、「大好きだよ」と抱いてあげること、話をきいてあげることです。

 

4-1.プラスの言葉かけ

 

プラスの言葉がけといっても、いろいろとありますが、一番は少しのことでほめてあげることです。

うちの子は全然いうことを聞かないから、ほめてあげることはないよ。という方、本当にそうでしょうか。

今日1日、ちゃんと起きてきたこと、おはようと挨拶できたこと、笑顔が素晴らしいこと。そんな些細なことでかまいません。

まずは、親の意識が子供のプラスを探そうと意識することで必ず子供自身も変わってきます。

お勧めの方法としては、いいところを見つけたら声をかける。

それでも難しいよという方は、面倒くさいかもしれませんが、ノートに1日子供の10個いいところを書いて、寝る前に「今日はこんなにいいことがあったね、すごいことがあったね、お利口さんのところがあったね」とほめてあげるといわゆる2歳~3歳のいやいや期も軽くなります。

いいことノートは子供のこんなにいいところを探せたと自分の子育ての記録にもなりますし、何より親の自信にもつながります。

 

4-2.「大好きだよ」と抱いてあげる

 

幼児期において、親がことあるごとに「大好きだよ」と抱きしめてあげることで、親からの愛情を感じることができます。

うちの子はもう、5,6歳だから小学校に入るからもうそろそろそんな赤ちゃんみたいなことしなくても!と言わずに、お家の中では何歳になっても親が子供に対して「大好きだよ。」と伝えることはいいのではないでしょうか?

 

4-3.話を聞いてあげる

 

子育てをしていて、どうしても手が離せないときはあります。例えば料理をしていて手が離せなかったり、トイレをしていたり・・・そんな時は、どうしても、「少し待って」になりますが、

「お待たせ。」「さっきの話また教えて」と言って聞いてあげることが大事です。

子供の話を聞けないと、小学校や思春期になって話してくれない子になります。

小学校はまだいいですが、それでなくてもなかなか話すことのできない悩みも多い思春期、ますます子供のことがわからなくなってしまいます。

 

子育ては、育児本の通りにはいきません。近くに子育てで相談できる人がいない、子供の教育で相談できる人がいない、リアルではしにくいという方は、ぜひ、ご相談ください。

 

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当サイトは以下の参考文献を参照にして書いています。

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